2010-01-01から1年間の記事一覧

2010年度 卒業論文

今年は10名いたが、1人脱落。時間があったら追記でコメントするかもしれないが、とりあえず私ならこうするというタイトルを書いておく。順番としてはビジネス論、サービス論、カルチャー論、社会論というようなグラデーションです(といっても分類難しいなぁ…

10年代のWeb

拙論文が掲載された『コミュニケーション科学 32号』がWebで公開されました。 論文は「パーマリンク(Permalink):00 年代Web における情報アクセス構造と情報収益化モデルを決定づけた技術」(PDF:1.86Mb)というタイトルにあるように、00年代のWebを振り…

ソーシャルメディアとアクセス解析(ゲスト講師:伊藤将雄さん)

先日のウェブ・マーケティング論に(株)ユーザーローカルの代表取締役である伊藤将雄さんに来ていただいた。伊藤さんとは、かつて「みんなの就職」についてのインタビューをさせていただいた時からの付き合いなのだ。ユーザーローカルは「なかのひと」「う…

父のこと、父とのこと(佐々木明/巨椋鴻之介)その4 最終回

前回私はかねがね「最後に1冊本を出したい」と父が言っていたのは知っていたが、それが前述のような本であることは、手術直前に初めて知った。また父が詰将棋作家として、実に偉大な存在であったことも初めて知った。すなわち詰将棋の作問で塚田賞なるものを…

父のこと、父とのこと(佐々木明/巨椋鴻之介)その3

前回さて、ここからは家族しか知らない2006年秋以降の話だ。 父はすい臓癌を患っていた。すい臓は「物言わぬ臓器」と言われ、その発見は早くはなかった。その兆候がはじめて見られたのは2006年9月。父からすると孫にあたる、私の息子の誕生日の会食時であっ…

父のこと、父とのこと(佐々木明/巨椋鴻之介)その2

前回その後、帰国して、構造主義なるものがそういう名前を持ち始めると、ちょっとだけ時の人となったようで、新聞や雑誌にその紹介記事やエッセー的なものを書いていた時期もあったようだ。でも、小学校、中学校、そして高校時代ごろまで、私から見ると父は…

父のこと、父とのこと(佐々木明/巨椋鴻之介)その1

10月7日に父が逝った。 この4年間は彼の死について家族で覚悟を固め続ける時間だった。そういう意味では準備はできていた。だから納棺以降はむしろ悲しみよりも清々しさに近い気持ちが私自身には去来した。ただし、結局間に合わなかった死に顔を見た時は、や…

2010年度 3年生ゼミ論文

来年度から私がサバティカルを取得するので、7名と少なめ。 学生はなぜiPhoneを買うのか? -6名の定性的記述- コンピュータウィルスの歴史 -技術革新とその開発動機の考察- レコード会社 vs アーティスト -なぜレコード会社はデジタルを嫌うのか- twitterを…

グリーが東証1部に指定替え

今年はCGM事業者に5年ぶりにインタビューを実施している。すでに19サイトが終了し、あと4,5サイトというところまで来ている。そのため、例年よりも現場感覚が強くなっている。そこに飛び込んで来たのがすでにCGMサイトとは言えなくなっているグリーの東証1部…

3人の師匠から学んだ教育スタイル

昨年、博士号をとった。 博士号というのは、独立した研究者としてやっていける証明と言われている。つまりこれまでの師匠からは、少なくとも形式的には独立することを意味する。そこでお世話になった3人の師匠について振り返ることとしたい。実は、こんなエ…

Googleの決算書18

前回から1年空いた12月期の決算。 http://investor.google.com/releases/2009Q4_google_earnings.html 売上 12月31日締めの四半期における売上は66億7400万ドルで、前年同期の57億100万ドルから17%の増加。 過去1年の四半期の増収率は、-3%、0%、8%、12%と推…