InterCommunicationがなくなる

一定数の読者がきっといるはずだと思っていましたし、急なので驚きが大きいです。濱野智史さんのブログで知りました。1つ前の「音楽/メディア」特集号は買いまして、部分的に読んだのですが、気がつかなかった。ICCも関係のある話なのだろうか。雑誌だけの話なのだろうか。


私がこの雑誌の存在を知ったのは94年のことでした。メディアとコミュニケーションを広くとらえた刺激的な論考が多く、難解ながらも読むのを楽しみにしていたものでした。電子マネーやインターネットの政治経済学といった特集を思い出します。


当時はまだウェブは黎明期にあり、理論的に想像するという行為がウェブに関する論考においては支配的であり、今のような理論が現実を後追いするような時代ではなかった。このことも刺激の強さと関係していると思います。うちの妻は実はネット嫌いで身体性に重きを置く人間なのですが、私が「今回はパス」と思うような号(ダンスなどの特集)は彼女が買ってきたりして、バックナンバーが10冊以上はあると思います。


最終号の特集は「コミュニケーションの未来」だそうです。
http://www.nttpub.co.jp/ic/ic002.php?id=51&Submit=+GO+
残念でなりませんが、是非購入したいと思います。