コミュニケーションとは

ネットワーク・コミュニケーション論の初回授業で「コミュニケーションとは?」と尋ねることにしている。これはなかなか答えるのが難しい問いだが、「つながりです」と一言で言いきった学生がいた。「ついにそう来たか」というのが率直な感想。


ただしちょっとやりとりしてみると、それは純粋な接続志向のコミュニケーションを指しているわけではなく、彼女の「つながり」には意味内容の解釈も含まれていた。でも「共感」に近い感じなんだそうだ。コミュニケーションによって相手の意見を理解した結果、それに「違和感」を覚えるという状態は、どうやら彼女の中ではコミュニケーションではないらしい。短い授業中の会話だったので定かではないが、これって、「優しい関係」の産物?