2007年度 3年生ゼミ論文
2008年度もゼミ論の季節になった。Universityカテゴリーで昨年度のゼミ論文のことを書いていなかったので書いておく。
- ライブ映像配信時代におけるライブイベントの在り方
- インターネット詐欺に関する一考察
- ニコニコ動画が面白い!
- インターネットスーパーの可能性
- 電子ペーパーの受容性
- 電子書籍サービスの可能性
- 写真を媒介としたコミュニケーションの変遷
- GoogleとYahoo!の基本思想
- ブロガーは職業になるか
- なぜ書き分けるのか ブログとmixi日記
- インディーズアーティストとネット利用
- クチコミが変えるマーケティング
- ケータイ端末向けサービスとアバターの親和性
- リードコミュニケーションサービス
この代の特徴としては、インタビュー調査をする学生が3人もいたこと。「ライブ映像配信時代におけるライブイベントの在り方」「ブロガーは職業になるか」「インディーズアーティストとネット利用」だ。
特に「インディーズアーティストとネット利用」は「ネットはインディーズアーティストの可能性を広げる」とか言うけど本当か?という問題意識のもと、10組のアーティストにインタビューを行った労作。そのために埼玉にあるライブハウスに通って、60組の演奏を聴き、彼らのウェブ活用状況も調べたというのだからよくやったとした言いようがない。今年は、これをmixiのコミュニティ利用ということにしぼって継続している。
あとは、「なぜ書き分けるのか ブログとmixi日記」も同一人物の書き分け状況をテキストマイニングソフトを使って分析したもので面白い。私も昔卒論でちょっと似たようなことをしたけれど、今はソフトがやってくれるので良い。一人称や感情を表す形容動詞などの頻度を調べたもの。今年は、その結果を筆者につきつけてインタビューを行っている。
結局、学部生レベルだとテーマがパーソナルな体験に根ざし、立論の切り口がオリジナルなものが面白い。これに手法がマッチすれば優れた物になる。だめなのはマスコミが取り上げるようなものをマスコミよりも遅れて取り上げて2次データだけに頼るものだ。