CL決勝トーナメント組合せ決まる

セルティックバルセロナ
ジオバニ、クルキッチという若手の台頭で、グジョンセンがすごいやる気を見せているしエトーも復帰。選手層の厚さからバルセロナの絶対的優位。あるとすれば、時折見せる守備の混乱からバルサが失点して1−0でセルティックがホームでお決まりの勝利、2戦目はスコアレスドローという展開だろう。


リヨン−マンチェスターU
チームとしてまとまりが出てきたのと、ベンゼマ、ベナルファという若手の成長によって何とかグループリーグを突破したリヨンだが、マンUが相手だとさすがに辛い。凄さはないが強いのがマンUだから。ここで惨敗すると、ジュニーニョが今期限りでリヨン退団となりそうでそれが怖い。


シャルケポルト
最も地味なカードだが、それでも実力差はある。最終節のローゼンボリ戦では3点とったシャルケだが、決勝トーナメントではまず点が取れないだろう。クアレスマ、セクティウィにかき回されて、リサンドロ・ロペスに決められて撃沈というシナリオが濃厚。


リバプールインテル
毎年存在するベスト16でのビッグクラブ同士の対決。奇跡的な3連勝、16得点で盛り返したリバプール。対して決勝トーナメントで勝負弱さを見せ続けるインテル。だが、今年は選手層のとんでもない厚さでインテルとしたい。リバプールはプレミアで優勝争いからはほぼ脱落の現在5位だが、CL一本に絞ることはできずという微妙な点がマイナス要因。冬の移籍でリバプールの選手補強(ディフェンス陣)は必須。ともあれアンフィールドの緒戦が肝。


ローマ−レアル・マドリー
実力ならレアルだが、気になるのは失点の多さ(16チーム中リヨンについでワースト2の9)。一方のローマはトッティーの怪我によって発見されたブチニッチが実は「トッティーと共存できる」とスパレッティが気づいた点が光明。攻撃陣が爆発すれば大差でレアルだが、番狂わせを1試合は期待して、ここはローマに1票。


アーセナルACミラン
最も注目する戦い。今年の贔屓は高速パスがつながり、スペースにどんどん人が出てくるアーセナルとしているわけだが、好対照のミランとの対戦になるとは。ピルロセードルフというパスの出所を押さえられればアーセナルに分があるだろうが、実はアーセナルの弱点はボランチの守備にある。また結局ミランで点がとれているのはインザーギなので、アーセナルのラインコントロールが死活問題になるわけだが、センターバックアーセナルの弱点である。総合すると、そろそろ古いサッカーとおじさん軍団に引導を渡して欲しいという期待を込めてアーセナルミランは世界一にもなったわけだし。


オリンピアコスチェルシー
オリンピアコスには悪いが、チェルシーからは点は取れないだろう。テリーの怪我が気になるが、なんとか間に合うということでチェルシーが難なくベスト8へ。もつれるとすれば、37歳ニコポリディスがそれこそギリシャ神としてゴール前に立ちはだかり続けた時だろう。


フェネルバフチェ−セビージャ
セビージャは第1節の完敗したアーセナル戦を見て、このチームは化けたら怖いと感じていたが、結果的に化けて首位通過。攻撃的ラテンサッカー対決ということで期待。2試合合計で7,8点は入って欲しい。結果としては、セビージャ勝ち抜けと見たが、波乱があればジーコセレソン監督への道が開けてくるという意味で興味深い。