渋く浅草で

yuichisasaki2007-04-29

高校時代の仲間連中に職場が変わった旨をメーリングリストで連絡したら、「久しぶりなので飲み会を」ということになった。久しぶりと言っても年に1,2度は会う仲間。昨年は夏にみんなで築地で寿司を食ったし、いきつけの店で年に5回は会う奴もいる。


宝塚にいる一人がこの週末東京出張だからということで、急遽、日程はこの週末に決まり、「俺、浅草の米久の牛鍋が食いたい」というわがままな一人のせいで、あっという間に場所もメニューも決まった。私が主賓の会だと思うのだが、朝から夕方までみっちり授業のある金曜日に、いつの間には土曜の予定が決まっていた。というわけで、18時30分から米久本店で牛鍋。「特」。運悪く、宝塚氏は土壇場で出張がなくなったのだが、食いしん坊な彼はこのためだけに東京まで出てきた。アホとしか言いようがない。結局7人が集まる。


宝塚氏以外は妻子持ちで、子どもの話題が多い。あとは、中間管理職ネタ。経営コンサルタントをやっていたので、中間管理職の悩みは良くわかる。とはいえ、普通の進学校の割には、この仲間では日本の大組織に務めているのは2人のみ。どちらかといえば他の面子は自由人系。自由人系の社長さんからは「Longtailと言うけど、仕事が楽に取れるようになったとは思わない」と質問され、「尻尾が伸びてるけど、所詮べき分布なのだ」という説明をする。そしてそんな人たちの共通の話題はやはり「人を育てること」。これは大組織勤めでも、小企業の社長でも、教師でも、研究者でも同じ。私の学生もここを読んでいるらしいから、会話の中身は書かないけど、「おじさんたちは若い人たちに、大いに期待しているのだぞ」とだけ書いておこう。


冒頭写真は、仲見世通り。奥でライトアップされているのが浅草寺