Googleの決算書
Googleの四半期決算をざっと見るのも7回目.
http://investor.google.com/releases/2006Q2.html
まずは売上
- 6月30日締めの四半期における売上は24億5600万ドルで、前年同期の13億8400万ドルから77%の増加。前四半期の22億5400万ドルからは9%の増加。
- 四半期毎の増収率は10%,14%,22%,17%、9%と推移.
次に営業利益
- この3ヶ月で売上高24億5600万ドルに対して、営業利益は8億1500万ドル。営業利益率は33.2%。営業利益率は35.2%→33.5%→29.7%→33.0%→33.2%と推移している。
そして純利益
- 当四半期の純利益は7億2100万ドルで、前年同期の3億4300万ドルから110%の増加。前四半期の5億9200万ドルからは22%の増加。
- 当四半期の最終利益率は29.4%。前四半期の26.3%からは増加。
売上の内訳
- 売上高の58%に相当する14.3億ドルがGoogle-ownedサイトからのもの.四半期ごとの売上伸び率は12%,20%,24%,18%、10%と来ている.
- 売上高比率の58%は前四半期と変わらず。
- パートナーサイトの売上は,全体の41%に相当する9億9700万ドル。四半期ごとの売上伸び率は8%,7%,18%,16%、7%と来ている.
- このパートナーサイトの売上のうちパートナーに7億8500万ドル支払う。これは前四半期の7億2300万ドルから9%の伸び。売上の79%に相当。この比率は78%→79%→79%→78%→79%で推移しており変化なし.
海外比率
- US以外の売上が42%で,前四半期と同じ。
資産
- 資産の部を見ると9月30日は94.51億ドル,12月31日は102.71億ドル,3月31日は112.95億ドル.6月30日は143.96億ドル。
- この増加率推移は、8.7%→10.0%→27.5%。今期は売上成長に比して資産の増加率が高い。
気づき
- 明確に今年で1兆円企業ですね。利益率も安定しているその割りに株価は冴えない。次の成長戦略が見えないということ?それってないものねだりとも思うけど。
- 第1四半期から第2四半期というは前年同様伸び率は低い。ただし特殊要因が2年続いてあるのかもしれない。
- Google-ownedサイトからの売上とパートナーサイトからの売上の比率も安定的。海外比率も安定的。これはカバーできる言語の限界から来るものなのか。インターネット自体はまだまだ利用者数は増加しているだろうに。韓国からは撤退すると決めたようだが、お金になる言語は限られているのかも。