孤立・分断・闘争

ネットワーク社会論的な文献を読んでいると,「自律・分散・協調」という言葉によく出会います.が,この実践は非常に難しいものです.なにしろ,構成メンバーが自律していないといけないのです.これは個人主義のエッセンスです.


そういう人が集まっていない組織においては「孤立・分断・闘争」が展開されがちです.これは個人主義が生まれる前の,ホッブズ的な世界とも言えるのではないでしょうか.


では,「自律・分散・協調」を実践するためには何が必要なのでしょうか.僕はそれは「勇気ある撤退」だと思っています.一人の人間ができることはたかが知れているのではないでしょうか.