やっぱりちょっと違うニコニコ動画

半年以上空いてしまった「今どきの学生」カテゴリーだが、動画について2点。


1つ目は、彼らが「テレビは見そびれてもウェブにあがっているでしょ」と認識しており、ほとんどDVDレコーダーを使わないらしいということ。「画質は悪いんだけどね」と文句は言いつつも「DVDレコーダーのセットするよりも、検索する方が楽だから」と言って直接一番大きなYouTubeに行ったり、- このブログは非公開に設定されています。といった類のサイトを経由して、

そして

などで動画を視聴する。映画についても同様である。これはダウンロード違法化がなれば、ずいぶんと影響を受ける視聴行動のように思うが。


もう1つは、ニコニコ動画YouTube(など)については視聴する層があまり重なっていないようだということ。


YouTube(など)だけという人は比率的には多そうで、前述の「テレビや映画を見そびれたからウェブで見る」という層はニコニコ動画をほとんど利用しない。この層は画面に書き込まれたコメントや視聴体験を共有しようと思っておらず、あくまでもコンテンツの視聴が主眼なので、まあ当然とも言える。さらにこの層にはニコニコのコメント機能はえてしてウケないようだ。今どきテレビなんぞ(なんて書くと偏見が見て取れるわけだが)、それも見逃したものをわざわざ見ている学生だから、どちらかといえば新しい世界を自ら探るというタイプの学生ではない。「一応ニコ動のアカウントは持っているが、最近は見ませんね」という感じ。


対して、ニコニコ中心に見ている層。このうちニコニコオンリーという層は明らかに、ニコニコカルチャーにハマっている人か、サブカルチャーに興味がある人のような気がする。「ニコニコ動画YouTube(など)もけっこう見ますよ」という層は、ニコニコカルチャーの虜というわけではないものの、とにかく「テレビはつまらない」という既存メディア否定型の人が多いような気がする。面白ければコメント入りの動画も見るし、コメントが入っていなくても面白い動画なら見るということだ。また、音楽好きで自分で気に入った音楽を探すような層も、ニコニコではなく、YouTubeでPVを熱心に探しているようで、このタイプになるようだ。