結果 Champions League Final

長いシーズンが終わった。結果はBarcelona 2-1 Arsenal。

残り15分まではArsenalが1点のリード。キャンベルのセットプレーからのヘディングでの得点。だが、前半19分のレーマン退場の代償は徐々に高くついてくる。後半投入のイニエスタがイヤーな立てパスを出してはポストの受け手がサイドにボールを散らしたり、イニエスタ自身がドリブルで切り込んだりすることで、後半はいわゆる攻めまくるBarcaが戻ってきた。ボールを動かすBarcaと選手が動くArsenal。そんなわけで絶対に90分はもたないだろうなと思っていたところにラーション投入。記録では61分。

イニエスタと迷うけど、この試合のMVPはラーションだな。76分のエトーのゴールはイニエスタラーションエトーとつながったものだが、ラーションの角度をわずかに変えたエトーへの優しいパスがポイント。また81分のベレッチのゴールもベレッチからもらったボールを右サイドでキープしてタメを作り、ベレッチへリターンパスしたラーションのアシスト。このパスもコース、スピードとも申し分なし。DF2人の間をすり抜ける美しいパス。

Arsenalも良いチームだった。本当に1対1が強い上に組織的な守りは堅牢だし、何と言っても10人になってから攻撃の選手は頑張った。個人技で局面を打開し、速攻でシュートまで持っていったことも数度。リュングベリのスピードあるドリブルは印象に残ったな。スウェーデンということでは、94年のワールドカップでは、このチームのおかげで良い思いをしたが、今回も上位に行くかもね。Arsenalにとって残念だったのは、70分のアンリのシュート。これが決まっていればBarcaにも焦りが生じてまた違う展開になっていただろうに。ともあれナイスゲーム。