Book

本屋にて

昨日久しぶりに渋谷の旭屋(メディア論などが比較的充実)とブックファーストに行った。ブックファーストで、とりあえず「嗤う日本のナショナリズム」をゲット。私の卒論は糸井重里のコピー研究だったのだが、北田さんがこの本の中で糸井重里にかなりのペー…

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書

半年以上前に注文して忘れていた本がアマゾンから届いた。 ぱらぱらめくっただけでもわかるスゴイ本だ。年表だけでもスゴイ。個人サイトの歴史。

きずなをつなぐメディア

サブタイトルにもあるようにネットと社会関係資本の関係を実証的に見た研究。参考になったのはKollockの1999年の論文。それによるとオンライン・コミュニティへの資源提供を動機づける要因には6つあるとのこと。 一般化された互酬制への期待 オンライン・コ…

本と関わった1日

何となく本と関わった1日であった。朝、ある人から「先日お話ししていた個体群生態学について簡潔にまとまったURLがあったのでお知らせします」との丁寧なメール。件のURLを読んで、以前にチェックしてamazonのカートに入れておいた関連本を中古で買う。考…

読もうと思っている3冊

ということで、本屋に行って来た。うちに転がっていた「ダ・ヴィンチ・コード」 と買ってきた「鉄塔家族」 と「長崎乱楽坂」 が読もうと思っている3冊。昨年の正月は「無名」 を読んで非常に感銘を受けた。子供が生まれてから、否応なしに家族というテーマ…

『希望格差社会』 〓「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

家にあったので、目次だけ眺めて見てのいい加減な物言い。社会がリスク化している。→それに対応できる人とそうでない人とに分かれる。→それは基本的には情報格差。→その情報格差を縮めるのが教育だが、家庭教育も学校教育もその格差を是正できないだろう。→…

『すばらしき愚民社会』

小谷野敦の本ははじめて読んだ。『もてない男』と同じ著者と知って少々驚いた。けっこう面白い本だったので、日記に書こうかと思っていたら、たまたま橋本大也さんもBlogで取り上げていたので、トラックバックしつつ書くことにした。私も全般的には個人名で…

『デザイン・ルール』

Baldwinのデザイン・ルールを読んだ。2000年に出た本をいまさらという感じだが、たしかに古典になりうるといわれるだけあって今でも十分通用する。製品設計のモジュール化が、産業をモジュールクラスター化(製品を構成する部品設計・製造に特化した小ぶりな…

Free Culture, Lessig

法や裁判所が正義として機能することを学生に教える教師としての誇りと、理屈にこだわりすぎた頑固な学者である自分に対する怒りが交錯する部分の記述(p.276〓p.289)には心が動かされた。 - エリック・エルドレッドが1999年1月に、前年に成立した著作権延長…

『システムの科学』

ハーバート・サイモンの同書。第3版。一番感銘を受けたのはこの行。「われわれの行為の本当の結果というものは、次回以降の諸行為のために初期条件を設定することなのである。われわれが「究極」目的とよんでいるものは、実は、われわれが後継者に引き渡す…